道具にお金をかける意味 ~道具が仕事する~
こんにちは。
クリエイティブデザインラボの岩崎です。
前回、マウスを導入しましたー!というお話をしましたが、その際、最後に触れた『道具にお金をかける』についてお話をしていきましょう。
私がこの考えに確信を持ったのは、社会人3年目くらいの時。
私は小売り業にいたので、毎日多くのガムテープや段ボールと格闘していました。
どうしても、段ボールをカットするのにカッターナイフを使います。
“それまでは切れればいい”、“刃は安くても新しければいい” という程度だったのですが、ホームセンターに勤める友人の勧めもあって、ある替刃を購入しました。
道具との出会い
何ということでしょう!
そのカッターは、握り具合そのままで、段ボールを豆腐のように切る伝説の剣へと大変身。
ストレスなく切れるその様から、むしろストレス解消の道具です。
その替刃は、当然100円ショップなどでは買えない、焼き入れをされた刃。切れ味も剛性も高く、ライフサイクルも長い。
多少効果ではありましたが、間違いなくコストパフォーマンスにも優れました。
この替刃の話をしていたその時、お店で働いてくれていた年配のスタッフさんに教えてもらったことがあります。
『仕事をするのは人間じゃない。道具が仕事をするんだよ。』
なるほどー!と思いました。
私たちは手を動かすので、自分が働いていると思いがちです。
もちろんそれは間違っていませんが、しかし、実際に物事を進めるのは道具です。
切るならカッター、木を止めるなら釘と金槌、動画を作るならパソコン・・といった具合に。
その時、仕事を速く、正確に、精度高く終わらせるのは、道具の精度や質なのです。
これこそが、“道具が仕事をする”ということ。
何より、時間はお金と同じくらい大切なものです。
いいものは時間かけてもできるけれど、早いに越したことはない。
速く仕上げるためには、少ない工程で終わらせるのがよい。
そのためには、道具が質の高いものでないといけない
こういったことなのです。
道具への投資
ですから、私は仕事の効率化のためにお金をかけることは惜しみません。
だって早く終わらせたいし、質にこだわりたいし、気持ちよく進めたいから。
道具が仕事をするのであれば、こだわるのは当たり前のこと。
ただし、今回のトラックボールマウスのように、近い効果ならとことん悩みます(笑)
さらに、“試したい”“やってみたい”という好奇心という大敵が私の中に住んでいるので、あえて冒険することもあります。
それはもう遊び心みたいなものですね。それもそれで、また楽しい。
好奇心で無駄にならないかって?
それはないです。大前提として、効率化の目的に沿ったものを選ぶからです。
ちなみに、他人が効率よくなったからと言って、それが自分にとって効率の良いものかどうかは別問題です。
その場合は、安価なもので試して、グレードアップしましょう。借りる、というのも効果的ですね。
自分の作業環境を変え、効率を上げられるのは自分だけです。
可能な限り、色々とこだわってみましょう!
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