赤ちゃん返り を防ぐ効果的な方法になるか⁉︎
こんにちは。クリエイティブデザインラボの岩崎です。
私ごとですが、少し前に家族が増えました。
一人前に育てなければいけないという意味でも、改めて身が引き締まる思いです。
しかしアレですね。
抱っことか体が覚えていますが、筋肉が覚えていない(笑)
鍛えがいのありそうな体です。
さて、我が家には第1子がおります。第2子が生まれたご家庭だとあるあるかもしれませんが、気になっていたのは「赤ちゃん返り」です。
いうて、我が家に限定してまぁ色々あって、赤ちゃん返りってもなんとか対応できるとは思っています。
それでも、今のところそれが出ていない。
そこには、こんな戦略がありましたっていうのが今日のお話。
ママのファインプレーと、コーチング会社の役員をやっている私の持論です。
これから第2子をお考えの方、出産を控えられている方に有効かな。
赤ちゃん返り ってなぜ起こる?
まず、赤ちゃん返りを起こしてしまう上の子の心理状態を考えてみましょう。
これまで、ママとパパは自分だけを見てくれていました。
自分も、ママパパ独り占め。家族3人で仲良く暮らし、多少のわがままもお目に見てくれる・・・・そんな平穏な日常をぶち壊すのが、新しく家に来た赤ちゃん。(エケチェンともいう)
これまで独り占めだったパパママは自分のことに構ってくれなくなり、なんだか常に泣いている存在がいる。
空気的にも、間違いなく今自分がこの家の中心でないこともわかる。
迷うな戸惑うなというのが、そもそも無理な話。
人間は過去経験した引き出しを活用・応用することでしか新しいものに対応できません。
例えばレストランに入ろうとしてドアを引いたら動かなかった。そしたら押しますよね?それでも開かないと左右どちらかにスライドさせようとします。
この一連の行動は、「AがダメならB」という選択肢の履行で成功した経験があるからです。
それでも開かない場合は「開かない!このお店休み⁉︎」となります。
これを「パニック」と呼びます。
実は取手をガチャっと動かさないと開かないとか、そんな理由だったりもするわけですが(笑)
さて話戻って。
そもそも人生数年しか生きていない子供が、ある日突然自分の生活環境が強制的に変わるとしたら、どうなるでしょう?
そもそも経験がないのですから、その変化に対応できません。引き出しがないので、常にパニックです。
人間は思考と行動が一致しない時、行動か思考のいずれかを適用させようとします。(認知的不協和と言います)
その結果、上の子は
- 自分も赤ちゃんになればママパパの関心をまたひける
- どうしたらいいかわからないから、手っ取り早く振り向いてもらおう
というような心理的葛藤が生じ、赤ちゃん返りにつながるように私は分析します。
ということは、事前に脳内イメージによる擬似体験をさせてあげることで「赤ちゃんがいる」ということを考えるのは、とても有効なのではないかと思います。
赤ちゃん返り は事前対応!
事前にイメージによる
妊娠25週くらいから、妻は第一子に対して、たくさんお腹に語りかけるように促していました。
まずはその存在を理解を促す。
お腹が目立ってきたら手を取りながら話す
お兄ちゃん(お姉ちゃん)になったら弟または妹にどんなことをしてあげる?と会話をする
子供のタブレットのYoutubeにアルゴリズムに乗るように赤ちゃんの動画を紛れ込ます
このようなことを段階的に対応していきました。
これによって、第一子の脳内では徐々に赤ちゃんが存在することのイメージが出来上がります。つまり、誕生して退院して帰ってくる時にはある程度「赤ちゃんがいる通常の家の中」が出来上がっています。
もちろん多少違和感はあると思いますが、それでも過度に違和感が振れなければ大丈夫です。
これだけの準備をすると、我が家の場合の最初の段階は比較的落ち着いていました。
赤ちゃん返り しないように相手する
よく言われるのが、「第一子を最優先しましょう」ということですが、私は、これはこれまでの事前準備で少し異なる対応ができると思っています。
というか、第一子優先とか無理です(笑)
私の場合は、もちろん妻の体調最優先で早い段階から「ママ独り占め」「パパ独り占め」を作ることと、二世帯住宅なので意図的にばぁばのところに入り浸る環境を作りました。
大事なことは、これまでの生活リズムを大きく崩さず、新しいことを少しずつ受け入れられる体制を作ることです。
家庭環境に大きく起因するとは思いますが、私はこのように組み立てたのでどのご家庭でも工夫次第でできると思います。
ちなみに、これだけ事前準備しても第二子が退院してから1週間は第一子は想定通り少し不安定になりました。
そんな時は、「これしたい」という要望は可能な限り対応してあげることです。
第一子の場合は、「ダイニングで食事はしたくない」「違う部屋で食べたい」でした。
本来であれば、一般的に「みんなでダイニングテーブルで食べよう」と言ってしまいがちですが、それだとストレスになります。ただでさえ普段と違う環境なのに、そこで我慢を強いるのはかわいそうです。
他で食べたいなら、他の部屋で食べればいいだけ。加湿器などを置く小さい机を食卓にして、今日パパと、翌日はママと、という具合に親子で食事をしました。
「家族で食卓を囲う」のも大事ですが、第一子が安心して食事できる環境の方が大事。
親のエゴやこうであるべきに固執するのではなく、子供の心の安定というものを目的にすることが大事だと思います。
全く関係ない話ですが、キッチンから離れたところで飛べるので、ワンプレートの食事が最適です。
一枚のお皿に4箇所窪みがあって、ご飯やおかずが盛れるあれ。
しかも、おかわりも面倒くさいので強制的に食事制限ができます(笑)
赤ちゃん返り を受け入れる
これまで述べてきたように、第二子が生まれた時、第一子が未就学児の場合などは赤ちゃん返りを完全に防ぐのは無理でしょう。
ですがそれも、心の葛藤から出たその子なりの精神的なバランスの取り方です。
とっても大変なのですが、お子さんが二人とも寝た後にでもふと考えてください。
- 上の子がこんなに甘えてきたのはいつ以来だろう。
- こんなにくっついたのはいつぶりだろう。
子供はいつの間にか大きくなって、いつの間にか色々なことが自分でできるようになります。
そんな時、「あれ?それ最後に一緒にやったのいつだっけ?」と気づけば手が離れています。
いつの間にかトイレに行くし、いつの間にか一人で寝るし、いつの間にか一人でご飯を食べられる。
赤ちゃん返りは、ひょっとするとそれを思い出に刻ませてくれる子供からのギフトなのかもしれません。
赤ちゃんが泣いている瞬間で、上の子がわがままを言って困らせて・・みたいなタイミングでは、心はいっぱい、怒りいっぱいなので無理ですが、子供達が寝た後に、少し冷静になれる瞬間があったら思い出してみてください。
あとね、ママがいっぱいいっぱいなのに協力しないパパは存在意義ないですよ。
自分のできる範囲+ちょっとの無理で、一緒に親として子供と成長していきましょう。
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