ボッチャ ~魅力・興奮・感嘆~
ボッチャ というスポーツをご存知でしょうか。
こんにちは。クリエイティブデザインラボの岩崎です。
さて、パラリンピックが閉幕しました。
オリンピックも好きなわたしですが、やはりパラリンピックも同じくらい好きな私。いや、白熱度合いで言えばパラリンピックの方が好きかもしれない。
- オリンピックは人間の限界への挑戦
- パラリンピックは 人間の無限の可能性への挑戦
そんなイメージがするんですよね
そんなパラリンピックで 今回も多分に漏れずに白熱した競技ボッチャ。今回はそれについて少しだけ語りたいと思います。
ボッチャ とは
ボッチャというスポーツをご存知ですか?
このスポーツについて一般社団法人日本ボッチャ協会のホームページからボッチャとは何かを少し引用したいと思います
ボッチャとはヨーロッパ生まれのパラリンピック正式種目です ヨーロッパで生まれたボッチャは重度脳性麻痺者もしくは同程度の4肢重度機能障害者のために考案されたスポーツでパラリンピックの正式種目です
上から投げても下から投げてもあるいわけってもいい ジャックボールと呼ばれる白いボールに赤青のそれぞれ6球ずつのボールを投げたり転がしたりほかのボールに当てたりしていかに近づけるかを競います一般社団法人 日本ボッチャ協会から引用
これがボッチャですね。
詳しくはこの一般社団法人日本ボッチャ協会のリンクをこちらに貼っておきます興味ある人はぜひ見てみてください。
説明の通りですが、障害者のために考案されたスポーツです。そして 脳性麻痺などの重度の障害を持った方々が行うスポーツです。
ですが、その本質は奥深い。
何よりも思わず声が出てしまうほどの正確性戦略そしてここ1番で決める勇気どれをとってもパラリンピックに出場するアスリートの皆さんは心身ともにとても鍛錬を積んだ方々であるということがわかります
このボッチャにどうしてそこまで私は魅力を感じるのか・・・
実は10年ぐらい前から様々な媒体でボッチャってスゴイぞというのを発信してきました。今回も改めてこのボッチャの魅力について発信して行きたいと思います
ボッチャ は人を選ばない
前述したようにボッチャは重度の障害を持った方々が行えるスポーツとして考案されましたしたがってそのスポーツに取り組む人は人を選びません
実際に競技を見てみるとよくわかりますが、その人に合わせたプレースタイルで行うことができます。下から投げる人、上から投げる人、足でける人、専用のレーンのようなもの(ランプというらしいです)を使って口にくわえた棒で球を押し出す人・・・・様々なパターンがあります。
それだけ、このスポーツに対する取り組み方は多彩で、そして自由であるとも言えます。
また、そういった障害の垣根を越えて1つのものに取り組めるということも、大きな魅力の1つだと思います
ボッチャ そのわかりやすさ
ボッチャのルールは至って簡単で、自分の色を赤と青それぞれに分かれて2チームで、ジャックボールと言われる白いボールに対して自分のボールを投げあいます。
そして最終的にそのジャックボールに対して近い色のチームが勝つという競技です。
ボッチャの面白いところの1つは、このジャックボールを自分の球で当てて、ジャックボールの位置そのものを動かしてしまうこともありだということです。
また、必ず交互というわけではないですが(ジャックボールから遠い方の色に投球権がある)相手が投げたいコースに対して、事前に自分のボールをそのコースに入れて邪魔をすることで、自分に有利なようにゲームを進めることが可能です
ジャックボールも、そもそもどちらかのプレイヤーが投げてスタートしますから、その瞬間からすでに駆け引きが始まっていると言えます。
ですから最初から最後までその駆け引きの中で目が離せない、非常に魅力的な競技です。
ボッチャ 思わず声が出る
個人的に考えるボッチャ最大の魅力の1つは、自分の球をスローイングした際にジャックボールであったり、もしくは自分の定めた目標地点だったり、そこにピンポイントにボールを入れてくるということです。
テレビで見ていても思いますが、投げられた球がピンポイントにその場に落ちる、転がる、もしくはそのボールをはじくことによって別のボールが狙い通りの位置に止まる…こういったようなプレーを見ると思わず声が出てしまいます。
もはやこういったプレーは、健常者障害者関係なく、この協議においてまさに凄いと言える部分だと思います。そしてその感動の瞬間はもはや、一切の区別のないアスリートです。
2021年に開催された2020東京パラリンピックでは、個人では杉村選手が金メダル
日本チームは銅メダルを獲得しました。
設定上リンクが張れないので、すごいテクニックの応酬だった決勝戦は、動画サイトにてご覧ください。
ボッチャ を通して気づいたこれからの発展
これだけすごい競技にも関わらず、実はまだ知名度が低い競技です。
収益万歳のオリンピックと違い、パラリンピックはどうしても放送する時間も、量も圧倒的に少ない。どうしてもスポンサーもつきにくい。なので、テレビ放送もそうですが、活動そのものに対する資金量も健常者のアスリートに比べれば少ないかもしれません。
せっかくの機会ですから、来期から当社も賛助会員としてその活動に微力ながら協力しようと思います。
ここに書くべきことではないかもしれませんが、私がこの会社で実現したい当面の夢は、障碍者の方の労働の機会を創出することです。
雇用をすればいいじゃない、と思うかもしれませんが、それはちょっと違うのです。
雇用では、会社が傾いたときに維持が難しくなります。そこでは雇われていたけど、ほかのところで雇われる保証はありません。
しかし、自ら仕事を創出する場合は違います。
自分の力で、自分の生きる糧を得る。それには、自分の強みを伸ばしてそれを最大限に活用する必要があります。
楽ではありません。ですが、それができたとき、本当の意味での自立になるのだと思います。
私の仕事には動画制作やweb制作があります。
数ある業務のなかで、最初から最後までをパッケージ化して定型化することができたら、そしてそれを障がいのある方に依頼することができたら。
その時点で仕事に変わり、私は気持ちよく委託料を支払うことができる。その人は、労働の対価を得ることができる。
パラリンピックを見て、パラリンピアンの無限の可能性に改めて気づかされます。
「できる」を伸ばしてその人が生きられる。
そんな時代を作る、一翼を担いたいと思います。