夫婦の会話がすれ違う 理由
夫婦の会話がすれ違う…これはある視点が原因だったりします。
こんにちは。クリエイティブデザインラボの岩崎です。
実は、「学習障害の子を持つママ」と「療育に通う子をもつパパ」の組み合わせでクラブハウスで配信しています。
基本は毎週金曜日、午前11:30〜という時間で、ランチタイムにサクッと聞いてもらえます。
ただ、お互いのスケジュールが合わないとできないので、毎週できてない時が多いです(笑)
そんなclubhouseの取り組みですが、その話題の中の出来事で、ものすごく腑に落ちた話し合いがあったので今回ご紹介します。
夫婦の会話がすれ違う 瞬間
よくあるシーンで解説します。
その日一日、息子が幼稚園で色々と体験してきたことを知っているママ。
お迎えに行った時、幼稚園の先生から「今日できたこと」を聞いて、家に帰ってきてから、またそれをやってくれた!
とっても嬉しい瞬間で、その喜びをシェアしたくなります。
そして、夜。仕事から帰ってきたパパに今日の出来事を話します。
マ「今日ね、息子が○○ができる様になったんだって!」
パ「あぁ、うん」とテレビを見ながら答える
マ「帰ってきてからもやってくれてね、それが・・・」とういいながら、スマホで撮影した動画を見せようとする
パ「あのさ、仕事で疲れてるんだよね。帰ってきたら休ませてくれない?」
ちょっと大袈裟ですが、こんな感じの会話ありません?
ママはこう言われて、残念やら悲しいやら、つまらないやら、憤るやら。
パパは話しかけられることに意見し、静かになったと安堵するやら、イライラするやら。
さて、なぜこんなやり取りが発生するするのでしょう。
夫婦の会話がすれ違う 正体を解説します。
夫婦の会話がすれ違う正体
そもそも、会話というのはお互いの視点の高さが一致していないと成り立ちません。
そして、視点の質も同質でないと同様に成り立ちません。
つまり、夫婦の会話がすれ違う ほか、「話が噛み合わない」「話が通じない」といったからくりには、お互いに同じ立ち位置で話をしていないから、ということが言えます。
翻って、先程の話。
ママは今日、子供の出来事を話しました。パパは「仕事で疲れている」という答えをしました。
この時、ママは「子育て」というスタンスの「親」として話しています。
パパは「仕事をしてきた」というスタンスの「仕事終わりの人」として相手をしています。
つまり、パパが「親」としての立場で話していないのです。一見、良い悪いはともかく噛み合っているように思いますが、話はしっかり噛み合うことはないし、ママとしてはモヤモヤします。
ですから、妻子を持つ男性が「家族が楽しく会話が飛び交う家庭」を望むなら、例えばママが子供の話を出してきたときには、パパのスタンスで話をする、例えばお金の話をしたら夫として、家長としてのスタンスにスイッチし、話をするなどの柔軟性が必要になります。
というか、子供がいる以上、これまでの自分というスタンスから変わらずにい続けることがそもそも不可能である、ということを男は理解すべきでしょう。
これが、夫婦の会話がすれ違う正体です。
夫婦の会話がすれ違うのを防ぐには
噛み合わない正体は、大体夫婦のどちらかが自分の好ましいスタンスを維持し続けることである、というお話をしました。
原因がわかっているなら、これは対策できます。
ではどうするか。
話が始まる前に、話す側はなんの話であるかをさりげなく伝えること、話しかけられる側はそれ聞いたらその立場に頭を切り替えること。
たったこれだけです。
「息子君の習い事の話なんだけどさ」と頭につけるイメージです。
そんな難しいことできないって?
でも、例えば仕事中、同僚と話をしている最中に自分宛の来客があったら同僚と話すノリで話さないですよね。それと全く一緒です。
できているにもかかわらず、家でやらないだけ。
なぜやらないか。
相手に甘えているからです。
テレワークによって旦那が家に居続けることで夫婦仲がギクシャクするのも、方法は違いますが対策が可能です。
でも共通することがあって、どちらかが過度に甘えるから、関係性に角が立つと言えます。
特にパパは、奥様が話しかけてきた時、家長として・パパとして・夫として・男として、どのスタンスで話すべきかを考え、それぞれのスタンスで会話するようにしましょう。
我慢するわけではないです。
対応を意識する、ただそれだけ。
それだけで、大きな変化があなたの家庭におとずれるでしょう。