ママ必見!『冬でもTシャツ短パン少年』徹底解説

こんにちは。
クリエイティブデザインラボの岩崎です。

年が明けて小学生は3学期が始まりますね。
そうすると、実は一気に姿を見なくなる存在があるのをご存知でしょうか。

その名も、『冬でもTシャツ短パン少年』

2学期のころはどんなに寒くてもその姿を貫き、しかし長期の休みになるとあっという間にその姿はなりを潜め、何もなかったかのように冬服集団の中に溶け込むカムフラージュ特性を持っている少年です。

実は、この現象の理解が子育てママに意外と障壁なようです。
そんなわけで、小学生時分に『冬でもTシャツ短パン少年』であった私が、その特性の解説と、そういった子どもへの対応方法をお伝えします。
(ちなみに、私がわかるのは男子の思考で、稀に見る女子のこの種族は全く別の思考を持つ生き物なのでわかりません)

◆ この話には続きがあります。続きが気になる方はこちらもどうぞ。

続きの記事はコチラから!「冬でもTシャツ短パン少年への対応は理想の子育ての塊だ」

◆ 子どもの行動にモヤっとしたらこちら

オススメ記事はこちら!→ 我が子が「 他の子と違う 」と感じたら

そもそも『冬でもTシャツ短パン少年』とは?

キリンビバレッジのプラズマ乳酸菌のyoutube動画の一番最初に出てくる少年。

皆さんが小学校時代、クラスに一人いませんでしたか?
「いたいた~こーゆー男子!」なんて声が聞こえてきそうです。

この動画の通り、真冬なのに半袖で学校に来る猛者。しかも暑がりのぽっちゃり君がそれかと思いきや、実は痩せている子もいて、体格はこの特性に関係はありません。(ただ、ぽっちゃり君の方がその率が高いのは間違いない)

みんなが寒い寒い言っているのにも関わらず、1人平気な顔をして授業を受けます。
体育の授業だって、体操着のみ。

気温に関係なく、時には雪が降ろうが半袖を貫く、ある種反骨精神ともいえる強靭な精神力を持った少年でもあります。

ズバリ答えます!『冬でもTシャツ短パン少年』の思考

よく聞かれます。これ。
「何考えてるの?」とか「寒くないの?」とか。

まず、この質問が愚問ですね。
それは例えるなら、沸騰したてのお湯で淹れたお茶を持たせて、「熱くないの?」と聞いてるのと同じです。
何考えているの?と聞かれても、何も考えてません。半袖の気分だから半袖を纏う。それだけ。

寒いと感じているし、長袖が嫌いなわけでもないし、基礎体温が高いではわけはない。

ではなぜその姿を貫くのか。それは・・・・

意地

以上です。

意味わからないですよね(笑)
でも、これが事実なんです。まさに鉄の心。その姿、アイアンマン。

『冬でもTシャツ短パン少年』はどうやって生まれる

まず、『冬でもTシャツ短パン少年』の勝負は、実は冬よりも前に始まっています。
いつから始まるかといえば、2学期の始めです。

そのころは、そうクラスのほとんどがその気温の高さゆえにまだ夏服です。
しかし、9月、10月と過ぎていくうちに秋になり、少し気温が下がり始めます。ここから、すでに始まっていた勝負が一気に加速します。

そして、この感性こそが『女性であるママには理解できない男の性』なのです

クラスの中で徐々に半袖率が減っていきます。「確かに風は冷たくなってきた。しかしそれで袖がある服にしてしまうのはなんとなく負けた気がする。。。」
と、ここで訳の分からない思考が押し問答を始めます。これが第1ステージ。

まだ我慢できる、まだ我慢できる・が、毎日押し寄せて、無駄に日々を消費していくのです(笑)
小学生にこんな思考は顕在化していません。何も考えてないでしょう。しかし、回顧すると潜在的にこう考えていたと思い出します。

さて、どんどんと日々は過ぎる。クラスの生徒が夏服からロンT、冬服へとスイッチしていく中、徐々に一部のおバカ男子数名は頑に半袖を貫きます。
やってきました、第2ステージ。
ここまでは全然『冬でもTシャツ短パン少年』は絶滅危惧種ではありません。まだ抵抗勢力として十分なほどに数がいます。
しかし時間がたつにつれ、間違いなく半そで姿がクラスの中で目立ち始めます。そうすると、おバカ男子は2つのことを考えます。

俺、目立って注目され始めてる(悦)

あいつが長袖になるまで俺は長袖にしない

です。

もう、バカですよね(笑)
巷でいうところの「イタい意味」で注目されているだけ。
それに、友達が長袖にすることとお前の服装はどう関係があるんだっていう(笑)

でもね、そこで燃えるのが男子なんです。ママには理解でしないでしょう?
なので魔法の言葉。ご唱和ください。

男子って理解できない

さて、おバカ男子ですが、ここまで来て『冬でもTシャツ短パン少年』への候補者が本格的に絞られます。

11月になったあたり、寒さという意識に勝ち抜き、クラスの中で『冬でもTシャツ短パン少年』プレオーディションを勝ち抜いた猛者がここで数名に絞られます。

ここまでくると、担任の先生もあきれて何も言いません。
クラスの生徒も、見慣れた景色として気にしなくなり、その姿は日常に溶け込みます。

そして開かれる第3ステージ。
すでにあいつが着るまで・・という意味不明の思考で動いていますから、ちょっとやそっとの寒さじゃ半袖は崩しません。
『冬でもTシャツ短パン少年』の称号のため、ここからは耐久ガマン大会です。

時折、事情を知らない大人から「寒くないの?」と聞かれます。だいたい暦は11月半ばに。
その質問には笑顔で答えます。

寒くないよ!

・・・んな訳あるかい。寒いんだよ。でも「寒い」っていったら負けなんだよ!何にって・・・それはまぁ、色々です。

反則すれすれの技として、マフラー・手袋は有効や登校時のみジャージ羽織る、みたいなローカルルールも存在しますね。これはその地方のルールなので、郷に入りてはです。

この第3ステージは、実は単なるガマンだけでは勝ち抜けない落とし穴があります。
このステージを勝ち抜ける本当の猛者になるために、打ち勝たねばならないものの一つに風邪があります。

お気づきでしょう。
冬といわれる季節まで、拘りのコーディネートを貫く『冬でもTシャツ短パン少年』に風邪で学校欠席は不名誉この上ない。
半袖貫いて風邪ひいて学校欠席とか、それはもうプライドが許さない。(周りに何を言われるとかはある意味どうでもいいんです。寒さに負けたくないだけ)

そして徐々に、風邪にやられて脱落者が出ます。
最終的には、おバカ男子2人による一騎打ち。もはやここまでくれば、

「へへ、やるじゃねぇか。風邪なんか引くんじゃねぇぞ」
「お前もな。だが、最後まで残るのは俺だ」

なんていう、意味不明な友情バトルすら生まれている気になります。
完全に独自の世界です。
この時の暦は、11月後半あたり。

そしてついに、その時はやってきます。
ママの圧力に勝てなくなったのか、ふと冷静になったのかはわかりませんが、どちらかがある日突然、上着を着てきます。一抹のプライドを感じさせるのは、上着を脱げば半袖というところ。しかし、その時にはもう、決着です・・・

こうして、『冬でもTシャツ短パン少年』が誕生するのです。

『冬でもTシャツ短パン少年』は歴戦の猛者

いかがでしたか?
おそらく、ママには理解できない思考。パパには理解できたり、昔を回顧したり、その無謀さをまた欲しいと思ったりしたのではないでしょうか。
実は、『この時子どもにどのように接するのか』は、子育てのあり方にとても重要なエッセンスが隠れています。

次回、このお話を引用しながら、『理解不能な男の子とどう接する?』を解説します。→記事はコチラから!「冬でもTシャツ短パン少年への対応は理想の子育ての塊だ」

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