好きな色を選ぶこと
こんにちは。
クリエイティブデザインラボの岩崎です。
すっかりとブログもご無沙汰になってしまいました。
SEO対策の意味もあるのでちゃんと作っていかないと、と改めて考えなおす所存です。
今回は子どもをダメにする大人と思考と先人たちの戦いのお話。
先日、娘に新しい水筒が必要になったため、買いに行きました。ちょうどその時は私の実家に娘を連れて遊びに行っていて、それをじぃじとばぁばに話したら買ってくれると(笑)
というわけで買いに行ってきました。
じぃじ&ばぁばは相手が女の子ですから、キティちゃんとかすみっこぐらし、ディズニープリンセスの柄の水筒を案内します。
が、安定のアンパンマンはともかく、トミカや新幹線が大好きな娘。案の定、選ばれたのは新幹線柄でした。
(画像はイメージです)
ばぁばは何度か「これでいいの?」と確認してましたが、最終的には(男の子が選びそうな)それを納得し、買ってくれました。
その時に思ったのです。これは、ランドセルなども含めてジェンダーとイメージカラーの歴史と、今の時代の変化と同じなのでは?と。
好きなものをもっていい
ランドセルの色問題は、少し前からずいぶんといわれ始めました。
古い人間は、ランドセルの色といえば「男の子は黒」「女の子は赤」と定番が決まっていて、大多数の同調圧力のようなものもありそれを使用するのがただしいのだと、なんだかよくわからないまま納得していました。
実際に私の幼少期は赤と黒しかランドセルはなかったように記憶しています。
しかし最近は、本当に様々なカラーバリエーションが増えました。
そして、子どもが自らの意志で好きな色を選べる時代になりました。
これは、発言をする子ども、それを勧める親、理解の深まった祖父母のすべての変化だと思います。
好きなものを持っていい。そしてそれは大人の押し付けではない。
そういった考え方が、広まってきたのだと思います。
実際に、水筒を選んでいるとき、じぃじ&ばぁばは「女の子が使いそうな」柄ものを娘に勧めていました。
私たち夫婦は子どもに対して普段から、自分がなにがいいのかを言わせるようにしていますから、娘は臆することなくほしいものを指さします。
そして「ほしいもの」VS「持たせたいもの」のやり取りが一瞬始まりますが、じぃじ&ばぁばはすぐに理解してくれ、娘の考えを尊重してくれました。
とてもありがたかったです。
先人の軌跡がある
先述したように、ジェンダーとイメージカラーは根強いです。公共の場でそれを統一し見やすくするのはありですが、個人にすべてを当てはめるのは少々不適切でしょう。そしてその考えがある意味常識となったのは、「男の子は黒」思想に染まった人に対し、「好きな色でいい」という流れが正面から戦い、そして発信し、理解者の賛同を増やしていき、勢力を拡大していったからです。
つまり、かつてその戦いに挑みそして戦い続けた先人がいるのです。
私は、その先人の勇者たち人心から感謝したい。
このままいくと、娘がどんなランドセルを選ぶのか実に楽しみだ。
赤で落ち着くもよし、かわいい色に走るもよし。奇抜な色になるのもいいだろう。もちろん黒もありだ。
こうやって選択肢が増えるというのはとてもいいこと。
私たち親は、子どもが選びやすいように選択肢を増やし提示してあげる。それだけでいいと思う。