人を攻撃する 2つの理由

人を攻撃する 大きな理由は大体二つのうちのどちらかです。

こんにちは。クリエイティブデザインラボの岩崎です。

子ども家庭庁の設立に絡み、また参院選を控えた各政党がパフォーマンスを含め色々と騒ぎ立てています。
そんな折、ここにきて一気に知名度を上げた地方自治体の長がいます。

最初に言っておきたいことは、この方は本物の政治家だと思います。
元々有名な方でしたが、ある時有名になったのは職員を叱責するパワハラ市長としてでした。

探してみたらこんな記事もありましたけど

まぁなんとも記事としても印象操作をしたくてしょうがない感じですね。過去はどうであれ、今は有言実行の素晴らしい首長だと思います。

明石市の数字は驚異的。
出生率も向上中だし

市への転入も含め人口も増加中

ここまで活躍されると、やっぱり反対意見も出てくるわけです。ご本人としても


このようにおっしゃっている訳で、批判されるのはしょうがないのかも知れません。

ですが、せっかくなので、この機会に「人を攻撃する人」の大まかな特性について考えていきましょう。



人を攻撃する 事態が発生するのは

最初に断っておきたいのは、
・意見に対する批判

・発言者に対する攻撃
は全く別物です。

例えば、「山田さんがAという政策を発表した」という事象があった場合、
「Aという政策は過去似たような政策で大きくつまづき、その負債がまだ残っている。そのため失敗する可能性が高く、現段階での政策内容では賛成しかねる」というのは意見に対する批判です。これは健全で、これをもとにより良い形を実践するための議論のネタにもなります。

しかし、「Aという政策は反対の角度から見ると考えられてないと思うし、こんな政策を打ち出す山田はバカだ。」というものは、政策を隠れ蓑に山田さんという人の人格を否定し攻撃しています。

このブログでいう『人を攻撃する』というのは後者をさします。
十分に検証せず、感想を理由に他人の批判をする。そんな人。

なんでそんなことが起きるのでしょう。

人を攻撃する 事態が発生するのは大体にして、
・強い嫉妬心
・その人の意見が都合が悪い
のどちらかが発生した時に起きる、ものだと思っています。



人を攻撃する 時の心理その1

明石市の泉市長に対するSNS内での攻撃を例に考えてみましょう。
冒頭にもお話ししたように、明石市は出生率も向上中、市への転入も含めて人口も増加中。
市長自らが子育てしやすい街を標榜し、そのために求められる適切な財政運営に着手。
確実に成果が出てきています。

つまり、市長を先頭にして市政が行ってきた政策が、確実に成果を出してきているということです。
ここでのポイントは

  • 口先だけでなく実際に稼働し
  • それに伴う成果が出ている
  • それに対し支持が高い

というところです。

これを面白くないと思う人がいます。それは「何もしない」人。
もっとわかりやすくいうと、上の3点を全て得られない人。

こうやって人気を博している人がいると、自分とは全く関係がないにも関わらず羨ましくなって、妬みに変わります。
そうです。嫉妬です

自分に余裕がなく、満たされておらず、不満しか抱えていない人は、こういった「光の当たる人」になんとか影を落とし、汚し、その人がその立場から少しでも下がることで、自分が何か成し遂げたような、中身のない謎の達成感のようなものを感じます。

こういった人の特徴は、全てを否定するスタンスです。
政策、人格、さりげないツイート、全てにめくじらを立てて怒ります。
人によっては内容を精査し、自分が否定する材料に結びつけ、さも理路整然に装って否定的に人を攻撃します。

  • 公人に対して
  • 文字による
  • SNS上の攻撃

という、なんとも人を攻撃する実感のない感情が炸裂する訳です。

上記は心理的な問題がメインで、満たされていない感情が昂って自分の人生とは一見関係のない、誰が攻撃しても良さそうな(実際そんなことはあり得ませんが)人を攻撃して、憂さ晴らしであったり自分の不摂生に目を逸らすのです。



人を攻撃する 時の心理その2

とろこが、人を攻撃する のはこういった心理上の問題だけではありません。
今回の例に限らずですが、特に政策については 人を攻撃する だけの理由を産んでしまうことがあります。

なぜならば、
その政策があると都合の悪い人がいるからです。

ちょっと政治の世界で考えてみましょう。
そもそも現代の政治とは、たくさんの人が一度に意見を言っても大変だから、自分達の考えに近い人を代表として立て、その人たちが話し合う訳です。
政治家とは、「代議士」と呼ばれるように、多くの人の意見の意見を、その人たちに「代わって」「議論する」人です。
勢力の代表ですね。

さて、例えばA代議士は、その自治体ぐるみでその地場の産業をITを使って日本中、世界中に発信し、宣伝や流通のコストを抑えて売り上げをあげ、地域おこしに使うべきだと主張します。

しかし、そんなことをされたら、地元の組合は影響力をなくすし、それを利権として幅を利かせていた人たちが威張れない。中間コストをしっかり抜いて、自分が潤っていたのに、困っちゃう!みたいな人たちも当然でます。そういた人たちがB代議士を立てます。

本来はそこで話し合い落とし所を探す訳ですが、しかしそれではB代議士派は元通りにならない訳で、面白くない。
なので、代表となっている 人を攻撃する 訳です。

人によっては、この時攻撃するのは「自分達の正義を守るため」です。なので全力です。そして、仲間を守るという大義名分がありますから、ある意味罪悪感も麻痺するでしょう。

必死さ、集中、防衛、利権確保などなど色々な心理や理由があると思いますが、いかなる理由でも人を攻撃していい訳ではありません。
しかし、人は守らなきゃ!と思うものがあれば、悪魔になれるのです。



人を攻撃する 人の残念な末路

意外なことに、今のご時世については公人や有名人著名人はこう言った攻撃に慣れてます。そして、それを活用するようにアドバイスする専門家も存在します。

その特定の 人を攻撃する 人は、これ幸いに利用されている、という事実もあります。

何度も例に出して申し訳ないですが、明石市の泉市長のツイッターに必死に噛み付く人がいます。
もちろん、政策に対ししっかりと抗議する方がほとんどですが、中にはなんとしてもこの人気者を引き摺り下ろしたいという、歪んだ認知感情を露呈させる人もいます。

ですが、そういった人が騒ぐとしましょう。
周りの人が、その騒ぎを見つけて見に来ます。その人たちは、騒ぎの元となる市長の情報を見ます。
そこで、不特定多数の多くの人に、市長の発信が目に触れる訳です。これはもう、多くの人に考えを伝えたい方には願ったりの状況。応援してもらう人を増やすにはそもそも対象となる人の分母の増加が絶対条件。関心を持ってもらうのは最重要事項なのです。
さらに批判にさらされている訳ですから、相手の感情も味方につけやすい。
メリットしかありません。

さらに、そう言った取り組みをもとに、仮に批判的なメディアが取り上げたとします。
ツイッターでは伝わらない人たちがそれを見ます。
また市長の主張が伝播します。これもまた、願ったりなのです。もちろん、悪意のある書き方をメディアはするかもしれませんが、しかしそれをきっかけに調べて事実にたどり着く人は少なくないでしょう。日本人はそこまで馬鹿じゃない。

  • 嫌いで嫌いでしょうがない。だから文句言って懲らしめてやろう。
  • 自分の考えと違うのにあんなに支持を集めて気に入らない。
  • 自分より低い位置に叩き落として優越感に浸りたい!

こんなふうに考える人が攻撃をすると、逆にその人を含めそれだけ多くの人に考えが伝わるのです。
こんなつもりじゃないのに、その人には支持者が増えていく、というのはこの上なく面白くない出来事だと思いますが、しかしそれが現実です。そしてその原因は自分自身かもしれない。

好きの嫌いは無関心。

なんて言葉がありますが、一生懸命相手の主張を拾って文句言って・・・と関心バリバリ、むしろその人のこと好きなんでしょうね(笑)

人を攻撃する ことはいかなる理由でも許されません。
しかし、人を攻撃するはそうやって、攻撃対象に利用されています。

さて、自分が望まぬ利用をされ方をしているのに、まだその人を否定し続けますか?
どうせなら、しっかりと調べ、政策にたいして明確に意思表示し、代替案とともに意見をする。
そんな考え方をされてはいかがでしょうか。





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