子どもの好きを大切にしよう
こんにちは。
クリエイティブデザインラボの岩崎です。
ママさんのお話を伺っていると、よく聞く鉄板ネタに『いうことを聞かない』ということがあります。
もう少し話を聞くと、「くだらないことに一生懸命で、勉強をしろと言っても言うことを聞かない」ということを聞きます。
勉強は大切なもの、高尚なもの。それを親が言うのだからやってしかるべきだ。
なのに、子供はくだらないことに一生懸命で、もっと大切な「勉強」をやらない。
やらないから怒る。子供もムキになる。なおやらない。
こんなドツボにはまっているパパママ、意外と多いのです。
考え方を変えてみると見方が変わる
さて、ちょいと話の見方を変えてみましょう。
自分に当てはめて考えてみます。
親という立場だとどうしても盲目的になってしまいますが、今これを読んでいる瞬間だけは10代に戻ってください。
例えば親、例えば先生、例えば友達。そういった第3者が、あなたが好きでやっている趣味に対して、こう言ってきます。
「くだらないことやってるなぁ」
「そんなことがなんの役に立つんだい?」
「バカのことやってないで勉強しなさい」
周りにいる大人が、あなたが好きでやっていることをどんどん否定します。
くだらないと罵倒し、その魅力に対しゴミのレッテルを張ります。
さて、あなたは、
「親だから」「先生だから」いう理由で、そんなことを言ってくる大人の言うことを喜んで聞くでしょうか?。
聞くまでもない、ですよね。
子供がしょうもないことばっかりやっていて勉強をしないという原因の一つには、これがあります。
親になるとつい忘れてしまうこと
ついつい忘れてしまいがちですが、子供は一人の人間です。
親とは別人格なのです。でも生まれたころから育てているから、無意識に『いうことを聞く』と錯覚します。
ですが、先ほど10代に戻ってもらって抱いた気持ちそのままに、人は自分の「好き」や「大切」をないがしろにする人の言うことは聞きません。
交換条件ではありませんが、「どうしていうことを聞かなきゃいけないの?」という感情を持ちます。
子供は小さければそれだけ語彙力がありませんから、態度で抵抗します。
それが、「いうことを聞かない」という態度になる訳です。
逆に、自分の「好き」や「世界」というものを理解してくれる人の話はよく聞いてくれる傾向にあります。
これは純粋な信頼関係です。
「この人、僕の(私の)話を聞いてくれるぞ」ということが、信頼につながります。
大人同士でコミュニケーションを取ろうとしたら、まず相手の趣味を否定したりしないはず。大人同士の対応でそれをやるのなら、子供にもそうしてあげればいいんです。
こどもが仮面ライダー好きなら、一緒に見てあげればいい。
お絵描きが好きなら一緒に書いてあげればいい。
なにか作るの好きなら、作ったものを褒めてあげればいい。
たったそれだけなんです。
「くだらないもの」と先入観を作ると、固定概念にとらわれます。
そして、頭の中で『自分の子どもだから言うことを聞く』という呪縛にとらわれています。
これが強烈です。
ですから、意識して、何が面白いのかを理解して、コミュニケーションをとればいい。
そうすると、信頼関係が生まれ、言うことを聞いてくれます。
もちろん勉強にも向かいやすくなります。
ただ、そうすると次の問題が生まれます。
新しい問題は、だれもが悩む問題
それは、勉強ってどうやるの?ということ。
問題集をやるのが勉強でしょうか。暗記するのが勉強でしょうか。
よく考えてみると、勉強のやり方って教わったことないですよね。それが次の障壁になります。
近いうちにお話ししますね。