40代のパパ必見!これからの学校教育
こんにちは。クリエイティブデザインラボの岩崎です。
40代のパパというと、職場では働き盛りで家ではそれなりに大きくなったお子様との過ごし方で一喜一憂・・そんな人が統計的にも多いかと思います。
今回の話は、パパの人、これからパパになる人にも読んでほしい。でも、いま小中学校の子をもつパパに特に読んでほしい内容です。
学校教育が変わる!
さて、1990年代半ばまでに義務教育を終えた人は、これからの義務教育が私たちの地代の常識が一切通用しなくなることをご存知ですか?
というのも、これからは学校教育もIcTの時代。子どもが一人一台タブレットを持ち、そこに教材は配信されてスタイラスペンでメモを取る・・・等ということが当たり前になります
それに呼応するように、学校教育もその在り方をどんどん変えています。
2020年の学習指導要領において、従来と大きく異なるポイントは二つ。
主体的・対話的で深い学び・・・アクティブラーニングの導入
プログラミング的思考・・・論理的思考
文部科学省:幼稚園教育要領、小・中学校学習指導要領等の改訂のポイントから抜粋
アクティブラーニングが導入されるといわれて久しい昨今ですが、そもそもこれがもう私たちの常識と異なります。
というのも、私たちは”皆に合わせる””同調する”ことを良しとして、また”自分がどう考えるか”よりも相手がどう気持ちいいかを”察する”ことを求められてきていました。
そして、相手の思いやりがたとえ自分の望みと違っても受け入れましょう・・・的な“ニュアンス” (ここが重要)が重要視されていました。
授業も先生からの一方通行で、黒板に書かれたものをただ写し、先生は授業をやった気になり、子どもは授業を受けた気になっていました。
しかし、アクティブラーニングにおいてはそれは通用しなくなります。
このやり方においては、子どもたちが主体的に授業に参加し、自分たちで話し合い、答えを求める必要があります。
もちろん、チームの中で意見が対立することも、うまくまとまらないこともあるでしょう。
しかしそこが重要で、“ニュアンス”や“空気”を読んでいるだけでは答えを導き出すことができません。
- 自分の考えを述べ(発信)
- 一人ひとりの異なる意見を知り、理解し(多様性の理解)
- 皆が納得できる意見を見つけ出し(批判的意見、相互理解、承認)
答えを見つけていくことが必要になります。
このような形で、グローバルな社会に出るための準備をするのです。
次にプログラミングです。
プログラミングというとどうしても“パソコンでコードを書く(プログラムを作る)”と連想してしまいがちですが、実際は異なります。
プログラミング的思考とは、“AをしたらBになる”というロジカルな考え方を育てるものです。ですから、“同じものを探せ”“裏返したらどうなるか”なども立派にプログラミング的思考です。
つまり、私たちが小学校を過ごした時とは全く異なる環境と学習方法が、今の子どもたちの環境であるといえます。
それでは、この環境で育ち、この思考で人とのかかわり方を学んできた子供たちが大人になり、私たちの社会に入ってきたらどうなるでしょうか。
ここからは次回に書きますが、先に言っておきますと、変化に対応できない人間はすぐに不要になってしまう世界が待っています。
さて、どんな世界になるでしょうか。