就職活動で大事なことは○○である

こんにちは。
クリエイティブデザインラボの岩崎です。

理事を務める教育デザインラボのプログラムとして、大学のキャリアセンターからご依頼をいただき、就活講座を実施しました。
3回シリーズでお伝えしたその内容は、『これだけはしっかり押さえてくれ』と私の考えを凝縮した内容です。

1回3時間で、全9時間。正直なところ、伝えられる情報は限られています。
そして何も知らない学生に、これからのことを注入していく。

全てのエネルギーを持っていかれる、そんな感覚になりますがしかし、次代を担う若者が自分らしく働ける環境を整えるためのお手伝いができる・・・そう思えば、なんとやりがいのあることか。
限られた時間の中で何ができるのか、何度も試行錯誤し、これまでの経験と伝えたいことをひっくり返し、改めて整理しました。

この条件下で大切なものをしっかりと揃えられたのではないかと思います。

この経験を活かし、可能な限りのサポートを実践するサービスを開始します。詳しくはトップページをご覧ください。⇒ クリエイティブデザインラボ・トップページ

 

就職活動で大切なこと

就職活動を大学生が行ううえでやらなければいけないことは、多岐にわたります。

しかし、個別具体的に見れは膨大なことも、実は抽象度を上げれば実は数は少ない。そして、核となるものをしっかりと押さえれば短い時間であってもハイクオリティな準備ができるのです。

では、やらなければならないこととは何か。それは・・・

  • 自分を知ること
  • 会社を知ること

これだけです。もちろん、大変です。ですが、実はこれがしっかりとポイントを押さえて理解できて対策ができていれば、これとは関係ないけど重要な、SPIなどに時間を割いた入り、学業もしっかりと注力できるようになるのです。

 

就職活動を通じて避けたいこと

私も現場でマネジメントをやっていましたし、新入社員の対応を多く行ってきました。
今は人材育成ノウハウを提供する側として、様々な年代の人と関ります。

その中で、特に印象に残るのは退職していくとき。特に、若い人はある共通の言葉を言って去っていくことがあります。

『こんなはずじゃなかった』

これ、結構多いんです。なぜこんな言葉が出るか、わかりますか?
それは、”将来的にどうなりたいか”が不明確で今しか見えていないからなんです。

つまりは、ミスマッチ。

就職活動をする時、必然的に”どんな会社があるか””どんな仕事があるか”を調べ、”何をやりたいのか”を考えます。
それ自体悪いことではないのですが、実はこれだけでは、実は足りない。

やろうとしていること・イメージしていることと、その会社でやること・任されることは事前情報で必ずしも一致するとは限りません。しかし、もしそこに、自分が絶対にやりたくないことが入っていれば、その瞬間にミスマッチが生まれてしまう。

よくあるケースが、仕事の内容ばかりイメージしてて転勤を考えていなかったが、会社は全国転勤前提で採用をしていた・・・などです。

せっかく希望する仕事ができるかもしれない会社でも、ミスマッチがあれば残念ながら長続きはしません。パフォーマンスの発揮も難しいでしょう。で、あれば、そもそも、『何をしたくないのか』というところまで考えを巡らせて企業研究をする必要があるのです。

 

就職活動は時間をかければいいのではない

就職活動をするにあたって、大学のキャリアセンターや専用書籍では『自己分析をしよう!』とよく聞きます。

まったくその通りで、異論はありません。しかし、驚くべきことに、“その自己分析はどうやってやるの”とか、“何に活用ができるの?”という学生の疑問に対して、明確な道しるべを用意することのできないケースが散見されます。

『このためにやるんだ!』がわかれば、人間は動き出します。そして自己分析は自分でやらないと意味がない。
なにより、それをやることで書類も面接も、就職活動において選考の材料となるものの根幹を整備することができるのです。

『自己分析よりも企業分析』

という方もいらっしゃいますが、逆です。というか、会社のことを調べるのは優先的でもなんでもなく、当たり前のこと。それを踏まえたうえで、企業はあなたという人間を知りたいと思っているのです。

誰しも、自分のことを調べることは時間がかかります。しかし、だからこそ企業はそこを知りたい。
無駄に時間をかけてもいいものは出ない。しかし、しっかりと時間をかけなければ、いいものはできないのです。

就職活動は人生のチェックポイント

18歳までの競争は終わり、これまでの自分の人生をアピールし、自分という存在の価値を伝えるのが就職活動です。そして、自分らしい生き方、働き方ができるかどうか、自分の人生や時間と向き合い、最善の方法を探すのがこの期間です。

私は今回の就職活動講座でも何度も言ったことは、自己分析の大切さと、ミスマッチの防止です。

新卒というカードは一生に一度しかない。それを、中途半端な下調べでミスマッチを起こし、簡単に棒に振るのはあまりにももったいなさすぎる。だから、その時できる最高の方法をもって、学生にすべてを伝えるのはとても意味のあることだと考えています。

入った会社を辞めるときは、さらなる高みを目指すときだけで十分です。これからは、そういった時代です。
そんな大切な時だからこそ、ほんの数か月、大変だとは思いますが頑張って欲しいと願う限りです。

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