指示待ち君を作るのはあなただ

こんにちは。
クリエイティブデザインラボの岩崎です。

最近、Twitterというものを始めてみようかなぁと思い始めています。
使ったことないのですが、このブログや会社の宣伝に決して悪いツールではないかと思っています。

そのためには色々と調べないとですね。わからない事があったら書きますので、優しく教えてください(笑)

指示待ち君の正体とは

さて、部下のマネジメントで、『指示待ち君が困る』という声をよく聞きます。

実は私も、社会人なり立てのころはよく言われました。
そして、部下を持つ頃になると、同じように考えることがありました。

しかしある時、気づくと私の周りから指示待ち君と言われるような部下がいなくなったことがありました。断っておきますが、人がいなくなったんじゃありませんよ(笑)
部下はちゃんと仕事をしてくれています。

その時に私が気づいたこと。それは、『指示待ち君を作るのは上司だ』ということでした。

上司との出会い

私を『指示待ち君』と呼称した上司は、すべてを自分で管理したい人でした。

朝礼も、ミーティングも、業務過程も、しっかりと道筋を立てて行い、そこからそれるとそれを注意される・・・そんな感じの方でした。
それはそれで、把握能力も高く、仕事をする上で最も重要な段取りが完璧である、とも言えますので、非常に優れた能力を持っていたと思います。

しかし、お気づきの通り、“自分の考えと違うことをしたら怒る”タイプでしたので、こちらはヘタに動けません。

『こうしてみたいですがいかがでしょう?』とお伺いを立てても、「それは自分が偉くなったらやればいい」と言います。

それが続けば、部下として動かなくなるのはある意味当たり前です。
にもかかわらず、「お前たちはいつまでも指示待ちだ。少しは考えろ」と言っていました。

おそらくこの上司には考えがあり、言うとおりにしろと言われてでも、自分の思う形にやっちゃうのが本当の仕事だ!とか思っていたのかもしれません。

または、言われたことだけをやるのではなく、そこから派生して自分の考えを肉付けしろ、ということだったのかもしれません。

当時のビジネス書などを読んでも、おそらくはこんな感じで相手の考えを感じ取れ的な記載になっていたのではないかと思います。

さて、なぜこんな分析ができるかというと、私も同じだったからです。

部下に指示したり、アルバイトに動いてもらうとなると、それよりも自分がやった方が早い。
自分のイメージがあるので、意見を言われてもその世界観が崩れるだけ。
しかし私も人間ですから、考えが及ばなかったり、手が回らないところが当然出てきます。

すると、普段は“自分の考えるようにだけ動いて欲しい”というものが、“どうして言われないからというだけでやらないのだ?”と都合よく考えるようになるのです。

そして気づく

それぞれの立場を経験して、私はその考えの矛盾に気づくことができました。

そして“どうしたら動いてくれるようになるだろう”を考え始めました。

まず始めたのは、『こうしたいと思うが、あなたはどう思う?』という意見を聞くことでした。

最初は部下の人もアルバイトさんも戸惑ったことでしょう(笑)

しかしそれを続ければ、色々な意見が出てきます。しかも、職場の概念に染まり切らない斬新な考えは、大きな刺激になりました。

そして私は次のフェーズに移行しました。
『どう思う?』で出てきた意見をそのまま、『じゃぁ一緒にやってみよう』としました。
一緒に、というのがミソです。

そして次に、『どう思う?』から『やってみて。責任は持つから』という形に変えていきました。

少し時間はかかります。
そして、自分やった方がいいもどかしさもたくさんあります。

しかし結果として、私の職場はみんなが考え、意見し、動く環境になりました。

私はただ、相手の意見を聞き、それを実現させただけ。
もうお分かりですよね。

指示待ち君を作るのは、上司です。その人の能力が低いからではありません。
動いて欲しいなら、動ける環境を整えること。
それが、上司であるあなたの理想を実現するための近道です。

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