窓ガラスの養生テープって効果あるの?
こんにちは。
クリエイティブデザインラボの岩崎です。
今年の台風は威力がすさまじく、9月に直撃した15号は千葉で大きな爪痕を残し、10月に上陸した19号は日本各地で河川氾濫の被害を引き起こしました。
被害にあわれた方といたしましては、多くの不便をされているかと思います。心よりお見舞い申し上げます。
今回目立った情報
さて、今回の台風でメディアがずいぶんと騒いでいた、窓ガラスの飛散対策。
台風が去ったので、もう混乱を起こすことがないだろうと思うので私の考えをお伝えします。
先に結論言いますね。
『養生テープって、たぶん意味がない。むしろ危険ではないのだろうか?』です。
有効なライフハックか?
最初に言っておきたいのは、あくまで私見であって、正解ではないですよ。
さて、台風の対策に窓ガラスに養生テープを貼ろうっていう情報。
まず間違ってはいけないのは、あれは「ガラスの強度をあげて割れなくする!」という謳い文句ではなく、「割れてもヒビになるだけ」とか「細かくは飛び散らない!」という文句です。強くなるとは言っていませんので、尾びれ背びれのついた噂をうのみにしないように。
で、Facebookなどでも対策として推奨していた人の多いこの養生テープですが、効果に非常に懐疑的です。
むしろ、逆効果ではないだろうか、と。
ご存じの方もいると思いますが、ガラスってしなるんですよ。窓ガラスも同様に。それで力を逃がす。(あとは揺れたりして力逃がしています)で、ある一定のところまでしなって戻れなくなると、力の逃がし場所を失って割れるんです。
本来そうやって力逃がすのに、表面の養生テープ貼ったらどうなります?
しなることができずに、本来なら逃がせる力で割れると思いません?
だし、物体の衝突によるエネルギーで割れるのではなく、風で割れることを想定しての養生テープですが、ガラス割るほどのエネルギーを、養生テープ程度で飛散防止できるとは到底思えないのですよ。
本来ならある程度細かくなるはずの破片が、養生テープのせいでまとまったまま向かってくる・・・なんてこともあり得るわけです。
色々考えた結果、どうしても養生テープに納得できず、私はやりませんでした。完全に自己責任です。まぁ、何事もなかったですけどね。
で、この養生テープに対する効果のデータを調べてたら、違うの出てきました(笑)
アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁(FEMA:フィーマ)がハリケーン対策で出している情報で、「窓にテープを貼るのは時間とエネルギーの無駄」とこちらで文末に書かれちゃってますね(笑) FEMAの見解
youtube探せば、強度の物理計算した人とかも出て来るでしょう。
こんな記事もありますしね
5ミリのガラスが耐えられる風圧
・何も貼らない:5400パスカル
・米みたいに貼る:3800パスカル
・井みたいに貼る:4000パスカル
・全面積貼る:4200パスカル
テープを窓ガラスに貼ると強度が下がるほか、飛び散るガラス破片もテープによって大型化するので、危険度が増します。#拡散希望 pic.twitter.com/6pR2LK4ILj— Sakai ?? Web系おかま (@sakai_web) October 10, 2019
というわけで、昨日の「う~ん・・・」の正体はこれ。
もう一度言いますが、私見です。あっているかはわかりませんし、間違えているかもしれません。
ただ、テレビの情報が常に正しいというのは、正直って誤った見解です。当たり前に作るし、捏造するし、盛ります。
情報化社会。自己責任のもと、色々調べてみるのもいいと思います。