生産性と利益を上げたければ月曜の会議をやめなさい
こんにちは。クリエイティブデザインラボの岩崎です。
2019年9月8日夜に関東に到来した台風15号は、私たちの生活に非常に大きな混乱を引き起こしていきました。
幸い雨がそれ度に強くなかったため、浸水被害などは多くなかったようですが、しかし風の猛威は強烈で、千葉ではゴルフ練習場のネットが民家に倒れるというような被害を生みました。
さて、その中で思うことは、『台風と仕事のあり方』です。
仕事と会社に対する現代の考え方
少し前、ほんの少し前の日本は
- どんなことがあっても会社に来ることが正義
- 最悪な状況でも出社するのがやる気と忠誠心
みたいな風潮がありました。
実際、昭和から働いている人に言わせればその神話は今も尚生きているようですが(笑)
しかし、今の若い人はそこまで仕事や出社というものに重きを置いていません。
個の存在を重視し、組織に染まることに疑問を覚え、自分というものを表現することにたけてきた若い世代には、先日のような状況において「ただ出社する」ということに疑問を呈するわけです。
もちろん、そこに約束があったり、動かないことで迷惑がかかるから動く、という義理堅さはあり、それが現代を動かしている一翼であるとも言えます。
そもそも会社の考え方に疑問を持つ
私がかつていた会社もそうでしたが、なぜか月曜日に重要な会議をやります。
考えてみれば、これってバカらしいと思いません?
今回の問題の一つには、『台風が月曜日に来た』ということがあげられます。
土日が休みの企業は、月曜の出社にたいして何かしらの連絡をしなければいけません。しかし休日ですから、当然タイムラグが発生します。
重要な会議だから何としても出社しろという気持ちはわからないでもないですが、例えばそれが金曜日にやっていたら、当日に台風上陸の恐れはあっても木曜日に何かしらの対応ができるわけです。
また、金曜日に週明けのアクションが決まっていれば月曜から動きだせるわけで、そう考えると、月曜に重要な会議をやるというのは、生産性が恐ろしく低く、会社の自己満足の時間ではないか、とも思う訳です。
仕事のあり方は時代とともに変化する
人が直接顔を合わせるミーティングというはことのほか重要です。
今の時代、通話アプリなどでテレビ電話で会話をするのはなにも珍しいことではありません。しかし、そこでは意外と重要なことって決まらないんですよね。
直接顔を合わせるからスムーズに物事が運ぶこともありますし、決定事項も多くなります。
ですが、四六時中顔をあわせる必要があるか、というとそれは仕事によりますが必ずしもそれにこだわる必要はないものと考えます。
現に、私はブランディングコンサルや映像クリエイターとしてのほか、一般社団法人の運営をやっています。一応、毎日詰めている場所はありますが、しかし仕事は家でも処理できる環境を整えています。
それはお前みたいな仕事だからだろ?というのかもしれませんが、決してそんなことはないと思います。というか、一般社団法人の代表理事は決まった場所で仕事しておらず、日本全国どこかしらのカフェで仕事してますからね(笑)
仕事の概念を変えていく時代
昭和、平成初期に仕事をしてきた人たちにとって、「出社する」というのはある意味必要な儀式のようなものです。やらなければならないもの、なのです。
ですから、何としても出社するということがとても重要になってきます。
ですが、今は環境が整えば場所を選ばず仕事をすることは可能な時代。
しかもおそらく、かなりの確率で「会社」という組織の存在は意味をなさなくなっていくでしょう。そう考えると、今のうちにどこでも仕事ができる環境を作らないと、いざ詰める場所がなくなると、とてつもない虚無感に襲われる恐れすらあります。
仕事のあり方は時代とともに変わります。
かつて手作業だった仕事が、当たり前のようにパソコンが必需品になったように。
手元の環境が変わって、身の周りの環境や存在意義が変わらないなんてありえないのです。
自分の武器で仕事をする。
会社という存在から個の存在へ。
そんな時代がすぐそこまで来ています。