動画配信でカン違いされがちな3つのこと
こんにちは。
クリエイティブデザインラボの岩崎です。
先日、ある有名YouTuberの方が教室風なスタジオで自分の活動を教材に講義をする番組をやっていました。
さすがに多くの登録者数を抱える人だけあって、短い時間でしたが『なるほどな』と思う内容でした。
今回は、クリエイターとしての私の私見も含めて、勘違いされがちな内容を踏まえて、動画配信の難しさをお伝えします。
動画配信で勘違いされがちな3つのこと
その1 撮るのが難しい
よく聞かれますが、撮影は難しくないです。スマートフォンをお持ちの方が多いと思いますが、動画撮影はそれでも行けます。というか、それでやられてる方ホントに多いです。
ですから、動画撮影自体はものすごく簡単でお手軽です。
みなさんも、友人と集まったときや子どもの記録を残すときに動画撮ったりするでしょう?
それだけ、撮影自体は身近で、難しいものではありません。
その2 動画を作るのが難しい
youtuberの動画を見ると、なんだか色々な工夫がなされていますよね。
例えば文字一つとってもこんな感じ。
こうすると、なんだか動画を作るってとっても難しそうと感じますが、編集作業というのは本当にピンキリで、基本的に『見れる動画』にする程度なら、実際には全然難しくないです。
Mac製品お使いの方ならiMovieという簡単なソフトも入ってますし、それ以外でも無料の編集ソフトもネット上には転がっていますから、動画の中で「えー」とか「えっとー」とかの言葉や間をカットする程度なら簡単です。
Windowsパソコンには昔は”ムービーメーカー”っていうのがあったんですけど、Windows10になってなくなっちゃったんですよね。(Windowsフォトというアプリで代替できるようですが、使ったことないw)
閑話休題。なので、動画を作るのは実は難しくありません。
その3 誰が見るかわからないから危険
何も考えずに、何の覚悟もなしに、動画をアップロードするのはとても危険です。間違いなく。
危険なのは、顔が映るとか、住んでいる場所が割れるとかのことを指しているわけですが、それは撮影の方法や編集方法で回避できます。顔を出していないのに人気になる方もいますし、思いっきりプライベートを公開して人気になる方もいます。
要はどういう動画を作るかで、危険は回避することができます。
結局勘違いの源は技術じゃない
これまでお読みいただいて何となくお分かりだと思いますが、動画を撮ったり作ったりするのが難しいというのは、技術の問題ではなく気持ちの問題です。
面白い動画をとろうと思ったときに、スマートフォンの動画でそれはすぐにできます。
そして次のようにやれば、勘違いされがちな3つのことを克服・クリアできます
1.家の中でも近所でもいいから、被写体を決める
これが重要です。これを決めないといけません。どんなものでもいいですが、植物よりはその場で動き続けるおもちゃとかの方がいいかもしれませんね。それだけで撮影できます。
ペットでもいいですが、不意の動きをしてカメラで撮り切れないかもしれないです。
2.できる限り近づいて撮る
意外に知られていないのですが、被写体の大きさによってはものすごく近づいて撮る必要があります。
離れて撮ると背景に家の中や場所を特定できるものが映り込んだりします。それを防ぐことで、危険をなくしましょう。
3.とりあえず30秒くらい
長くとる必要はないです。録画ボタンを押す前に撮影する角度や位置を決めて、カメラを動かさないように撮影しましょう。
意外と30秒って長いです。
4.そのままアップロード
編集とか無視してyoutubeとかにあげちゃいましょう。ただし、必ず限定公開で上げましょう。それだけで、見ず知らずの人にアクセスされることはなくなります。
たったこれだけ。
たったこれだけであなたもyoutubeデビューです。
動画で難しいのは技術じゃない
ちょっと誤解を招きそうな表現なのであらかじめ弁解しておきますが、動画づくりの技術には上限がありません。
それは、その人の作りたい動画の方向性で、ドガのやりたいこと、やれることがどこまでも追求できるからです。
そういった意味で技術は必要不可欠です。
しかし、例えばyoutubeである程度人気になることと技術は必ずしも一致しません。
逆にいえば、どれだけ技術があっても、動画を作って人気になれるわけではないのです。
必要なのはクリエイティブな思考
動画を作って人気になるために必要なことは、見た人が「面白い」とか「必要」と思えるものを撮ること・作ること。
そしてここが重要なのですが、それをやり続けることです。
いつも面白い動画が上がっているぞ、と思ってもらえることが大切で、そういった意味では動画を作ることはものすごく難しい。
思った以上につまらない
youtuberのなにが面白いのかわからない、という方います。
自分の方が面白いの作れるでしょ、という方います。
ほんとにいる。何も珍しくない。だし、あながち間違いではないと思います。
その中で行動できる人は、「やってみるか」となります
そして実際に撮影してみて、思った以上につまらないことに愕然とします。
面白い動画を撮ることがどれだけ難しいかを知り、さらに行動ができる人が、もう一回撮ろう、さらにもう一回撮ろうとして、どんどんうまくなっていきます。
やってみると驚きます。本当につまらないものが出来上がります。
面白いものは考え抜く
動画を撮るという言葉では、色々な解釈ができます。
ですが、面白いものを、という前提で動画を撮るためには、撮る以上に企画力です。それも総合的な企画力です。
撮影時に考えることはディレクターの仕事ですが、それだけでなく、目的をもって演出をして、作り出すプロデューサー的な思考が求められます。
面白い動画を出し続けられる人は、ここが違います。
そして、それをやり続けられるエネルギーがあるのです。
また、撮影した素材をどのように編集のなかで演出するのかも大切です。
動画って難しい?企画・撮影(収録)・編集・配信の流れで、全体を10としたら時間配分としては、4:1:5:0くらいでしょうか。
人によっては企画の方に時間を費癒すかもしれません。収録に時間をかけると、その分素材が多くなりますから、編集も時間がかかります。
0というのは存在しないのではなく、全体の配分的には限りなく小さいということです。
だし、その間に別のことできますしね。
つまり、撮っているよりも企画や編集で料理方法考えている時間の方が長いのです。
動画は難しくない。けど・・・
お話してきたように、動画は難しくありません。
ですが、
のように
加工したり特殊効果を入れようとすれば、当然技術は必要です。
また、
のように、単なるトーク動画に見えて、所々に視聴者を飽きさせないように工夫を凝らすと時間もかかります。
ですが、まずはできるところから始めてみて、実際にやってみてください。
これから、こういったクリエイティブな思考は必須の要件になります。
これは何も動画だけに限らず、自ら考えて自ら動くことに価値がある時代になります。
そんな時、やったことのあるなしは大きな条件になります。
動画は難しくないです。まずは始めてみてはいかがでしょうか。