『これでいい』は『これがいい』ができる人
意外に知られていないのですが、私はたまにエックス(旧ツイッター)をやっています。
とは言え、そんなに頻繁な更新などはしていませんが、それでもネタに使えそうな言葉を思いついた時などは、自分専用に使っているハッシュタグがあって、それを使ってメモにしています。
時々それらを見返しては、仕事のネタにしたり、改めてそれを考えるきっかけにしたりなどしています。
そんな見返しの中で、こんな投稿をしていました。
これでいい
ができるのは
これがいい
を最低限のクオリティでクリアできる人だけだと思う#CDLメモ— 就活突破@CDL_Channel (@CdlChannel) November 28, 2024
「これでいい」という言葉はとても簡単で軽い言葉に聞こえます。
一方で、「これがいい」というのはとてもこだわりのある言葉に聞こえます。
後者の方がいい印象を持ちますが、それでは「これでいい」というのは悪い言葉でしょうか。
色々と考えてみた結果、ある条件での環境下においては、「これでいい」というのはとても重く、価値のある言葉になるように感じてきたのです。
そして私はこれを吐ける人間を“ハイレベルなプロ”と定義します。
その条件とは、『「これがいい」を最低限のレベルでできる人がいう場合』です。
この場合の「最低限のレベル」というのは例えばお客様からの要望があって、その要望と要件を完全に満たせることが最低限です。
求めているものを提供するのは当然のこと。そしてそれでお金をもらっている以上、皆プロです。
しかし、どんなものにもランクがあるように、アマレベルのプロもいれば、ハイレベルなプロもいます。
そして、プロである以上こだわりを持たせればとことんまで好きなようにやりたくなってしまう人もいます。個人的には、こういった人ほどハイレベルなプロに多いですが、しかしその数は少ない気もします。
その原因は、お客様のOKをもらえなくなることだと思います。こだわりすぎるあまり、お客様を置いてけぼりにすれば、そりゃ仕事は無くなります。
つまり、お客様の要望を完全に満たし、かつ自分のこだわりをとことん詰め込む、絶妙なバランスを見極められる人がいう「これでいい」というのは、お客様にとってとてつもない価値を埋み出しているひとことなのではないか・・・と感じるのです。
どんな人も、まず「これでいい」という考えはやめた方がいいでしょう。
何よりも、「これがいい」にこだわりましょう。
そして自分を高め、期待されれていることと自分がやりたいことの絶妙なバランスが取れた時、「これでいい」は本当の価値を持つ言葉になるのではないか。そのように考えられるのです。
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