個の時代 が時代を生き残る必須条件

個の時代 が時代を生き残る術に必要不可欠でしょう。

こんにちは。クリエイティブデザインラボの岩崎です。
5月17日、なかなか衝撃的なスクープニュースが駆け巡りました。

このニュースをみて、いよいよもって時代の変わり目は待ったなしで差し迫ってきたなと感じます。

今回はこのニュースを見てからの、新しい時代の働き方を考察します。
ちなみにこちらのお話はまずは音声で所感を述べています。

ブログでは少し内容を増やした形でお伝えします。

個の時代 とは?

ここでいう個の時代というのは、例えば個人事業主になれとか、ベンチャーを立ち上げろとか、もしくはネットビジネスなんかで毎月何百万稼いでることをアピールして人をだませ稼げとか、そういった『手段』のお話ではありません。

今の日本では圧倒的に雇用されている方も多いと思います。今回のニュースでは、そうやってひたすらサラリーマンとして雇われて働いてきた人を対象に、見ようによってはある意味無情とも思えるリストラの話だから衝撃が走ったのだ、とも言えます。
「これまで会社に尽くしてきたのに、どうしろって言うんだい!」そんな声も聞こえてきそうです。ですが、その声を上げている人こそ、この『個の時代』という流れを、強烈に意識しないといけない人たちです。後程詳しく語りますが、本気で自分のスキルを棚卸して生き残りを図らないといけないことになります。

個の時代 に生きる

会社で仕事をしていると、内容はどうであれ新しくプロジェクトが始まったり、毎年恒例の期間限定業務があったりして、その都度メンバーを集めたり声がかかったりすると思います。
その際、どういったメンバーを集めるのかは会社によりけりですが、社内キャリアがあったり、経験者だったり、性格的に向いていたり、そういった何かしらのポイントがあって選ばれることが多いと思います。
で、重要なのはそういったときに、「よし、メンバーにあいつを」とか、「あいつに頼んでみよう」というようにあなたのお名前が俎上にのるかということが重要です。

そこには実力や経験、人脈、コネといったことが大きく作用すると思いますが、これこそまさに、「あなたの価値」です。

企業にとって、自社に利益をもたらしてくれる人材はキャリア問わず重要な存在です。
そしてそういった人は企業は離したくありませんから、リストラの対象にはなりません。(企業がそうしないというだけであって、個人が会社を去るのは別問題)
つまりそれは、逆に言うとただただ企業に流されて、大したその人らしいスキルも持ち合わせず会社にぶら下がって定年までいようと企む人を狙い撃ちにしているということです。

個の時代が強引に訪れる?

今回のパナソニックのニュースで強烈だったのは、退職金が上限4000万円ということ。これに対してどのように受け取るのかは人それぞれですが、一人にそれだけ払ってでも会社を去ってほしいし、去ってくれた方が金銭的にも環境的にもメリットが大きい、ということです。

ですから、大きな船に乗りさえすれば安心な時代はすでに過ぎ去っていて、不必要だと思う人材はスッパリ切っていくということですね。
そして、4000万円というのも上限ですから、全員がこの金額で、というわけでもないでしょう。

それでも家一軒買えるじゃないか、と思うかもしれませんが、今後この会社から給料が出ることはありません。
定年まで居続けることで、昇給を見越してローンを組んでいるかもしれません。
裕福な暮らしの金銭感覚が変えられないかもしれません。
子どもにたくさんの教育費がかかるようになるのかもしれません。

そう考えると、実際に4000万円もらったとしても、そこには不安しかないでしょう。
ここに、強力な技術やノウハウ、人脈、再雇用を用意とするネットワークを持っている方なら、渡りに船かもしれません。今よりも給与は下がるけど、今を維持できるくらいは何とかなる、なんて方も多い。
ですが、そういった技術の蓄積をしてこなかった方は、先立つものがありません。ですから、今後望む額のお金が手に入らなくなるのかもしれないのです。

それでも、会社はもう守ってくれません。会社は個人を守るよりも組織を継続させることに重きを置きます。でうsから、その継続に相応しくない能力の持ち主には、居場所は用意しなくなるのです。

 

個の時代 これからの生き方

何度も申し上げたように、これからは組織にぶら下がっていれば生きていられる時代ではなくなりました。

しかし人はお金がなくては生きていけず、その為には働くのが最も単純で一般的でしょう。
だからといって、その方法を誰かが保証してくれるわけでもありません。

つまり、自分の力で世の中を生き抜いていけないということです。そのためには、会社の中で自分という存在がある程度多くの人に認知されている必要があります。
もしくは、あなたの持っている能力を一人でも多くの人に理解をしてもらう必要があります。

個人事業主、起業している人においては、もう少し方向が違って、社会のなかで自分の持っている能力や提供しているサービスがほんの少しでも独自で、受け入れてもらっていることが必要です。

後者の方が、一度社会の承認を得られれば金銭的対価も大きくなりやすいでしょう(市場が広いから)
しかし前者の方が、個人ではなし得ない大きな大きな規模の仕事をすることができます。

どちらがいい、というのはないと思います。
ですが自分で生き方を決めるしかありません。

そんな時代になってきました。

もしも時代の対応に困っていたら、ここに来れば大きなヒントがつかめるかもしれません。

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