iPad新調体験記|第8世代からAirへ買い替えた理由とM2チップの性能向上を徹底レビュー

パソコンを開くほどじゃないけれど、スマホだと画面が小さくてやりにくい——そんな微妙な作業を補完するツールとして、5年前にiPad第8世代を導入しました。当時はタブレット初心者だったこともあり、「どこまで作業効率に恩恵があるか分からない」という慎重な判断から、無印で一番安いモデルを選択。

結論から言うと、これが大正解でした。iPad第8世代は私にとって、なくてはならない必須ガジェットとなったのです。しかし、使い込んでいくうちに容量不足という問題に直面し、ついに新しいiPad Airへと買い替えることになりました。

今回は、5年間愛用したiPad第8世代から最新iPad Airへの移行体験と、実際に感じた性能向上について詳しくレポートしていきます。

なぜiPad第8世代を選んだのか?初心者の慎重な選択

タブレット初心者の不安と期待

5年前、タブレット未経験だった私にとって、iPadは未知の領域でした。「本当に仕事の効率化に役立つのか?」「結局使わなくなってしまうのではないか?」という不安がありました。そこで、まずは試しにということで、当時最も手頃だったiPad第8世代の32GBモデルを選択したのです。

価格は3万円台前半と、初心者にとっては挑戦しやすい価格帯。万が一使わなくなっても、諦めがつく金額でした。

実際に使ってみて分かった価値

しかし、使い始めてすぐにその価値を実感しました。特に以下の場面で大活躍:

  • Web会議中のメモ取り:PCで会議参加しながら、iPadでリアルタイムメモ
  • 資料作成時の参考資料表示:メインディスプレイで作業しつつ、サブディスプレイとして活用
  • 移動中のちょっとした作業電車内でのメールチェックやスケジュール調整
  • ベッドでの読書やYouTube視聴リラックスタイムの必需品に

iPad第8世代で開花した「手書き」という新世界

スタイラスペン がもたらした革命

iPad第8世代の真価は、Apple Pencil(第1世代)との組み合わせで発揮されました。デジタルデバイスでありながら、紙とペンのような自然な書き心地を実現できたのです。ただ。純正品がかなりお高いので、私はアマゾンでそこそこよさそうなスタイラスペンを購入しました。

手書きメモの魅力:

  • 会議中の素早いメモ取り
  • アイデアスケッチ
  • PDFへの直接書き込み
  • 図表やマインドマップの作成

イラスト制作への挑戦

システム屋である私にとって、イラスト制作は新たな趣味として開花しました。Procreateなどのアプリを使って:

  • 簡単なロゴデザイン
  • プレゼン資料用のイラスト
  • 個人的な趣味のイラスト制作

技術系の仕事をしている身としては、クリエイティブな作業ができることが新鮮で、仕事とプライベートの良いバランスを保つことができました。

システム屋としてのマルチOS環境構築

なぜApple製品を選んだのか?

私の環境は以下の通りです:

  • PC:Windows
  • スマホ:Android
  • タブレット:iPad(あえてのApple)

この構成にしたのは、システム開発者として様々なOS環境での動作確認が必要だからです。Webアプリケーションやクロスプラットフォーム対応のシステムを開発する際、実際の端末でのテストは欠かせません。

容量不足が決定打となった買い替えタイミング

32GBの限界

iPad第8世代を5年間使用する中で、最大の課題となったのが32GBという容量制限でした。特に困ったのが:

  • iPadOSのアップデート時:必要な空き容量を確保できない
  • アプリのインストール制限:必要なアプリを諦めることが増加
  • 一時的なファイル保存:作業用データの保存にも支障

クラウドストレージを活用していても、システムやアプリのデータは本体に保存されるため、根本的な解決にはなりませんでした。

買い替えの決断

iPadOSの大型アップデートで容量不足エラーが頻発するようになった時、「これは潮時かな」と買い替えを決意。5年間しっかりと働いてくれた相棒に感謝しつつ、次の世代へのステップアップを決めました。

iPad Airへのアップグレード:性能向上を徹底比較

スペック比較:第8世代 vs 最新iPad Air

iPad第8世代のスペック:

  • チップ:A12 Bionicチップ
  • ディスプレイ:10.2インチ Retina
  • ストレージ:32GB/128GB
  • 対応Apple Pencil:第1世代
  • コネクタ:Lightning

iPad Air(M2)のスペック:

  • チップ:M2チップ
  • ディスプレイ:10.9インチ Liquid Retina
  • ストレージ:128GB/256GB
  • 対応Apple Pencil:第2世代
  • コネクタ:USB-C

圧倒的な性能向上を実感

M2チップ採用により、CPU性能が従来のM1チップ比で最大15%、グラフィック性能が最大25%向上しています。iPad第8世代のA12 Bionicチップと比較すると、その性能差は歴然です。

体感できる変化:

  1. アプリ起動速度:重いアプリケーションも瞬時に立ち上がる
  2. マルチタスク性能:複数アプリの同時使用がよりスムーズ
  3. イラスト制作:複雑なレイヤー構造でも処理落ちなし
  4. 動画編集:4K動画の編集も実用レベルで可能

ディスプレイの進化

10.2インチから10.9インチへのサイズアップと、Liquid Retinaディスプレイの採用により、視認性が大幅に向上しました。

  • 色再現性の向上:DCI-P3広色域対応
  • True Toneディスプレイ:環境光に合わせた自動調整
  • 反射防止コーティング:屋外での使用時の見やすさ向上

価格.comでの購入体験:ネット通販のリスクと結果

家電量販店からネット通販へ

前回のiPad第8世代は近所のヨドバシカメラで購入しましたが今回は価格.comで最安値を狙ってみました。正直なところ「本物なのか?新品なのか?」という不安はありましたが、性格上、なかなかにデンジャラスなところを攻めるのが私。勇気を出してポチります(笑)

注文から3日後、新品未開封のiPad Air(128GBモデル)が到着しました。パッケージも完璧で、Apple製品特有の美しい梱包状態。

今回の勝負は勝ったようです。

128GBストレージ選択の理由と今後の運用方針

なぜ128GBを選んだのか

256GBモデルもありましたが、以下の理由で128GBを選択:

  1. クラウドファースト戦略:写真は撮らない、書類はすべてクラウドでワンドライブ保存
  2. アプリの厳選使用:本当に必要なアプリのみインストール
  3. コストパフォーマンス追加コストに見合うメリットを感じなかった

今後の運用計画

新しいiPad Airでは、以下のような使い方を計画しています:

仕事での活用:

  • システム設計書の作成とレビュー
  • リモート会議での資料共有
  • 顧客先でのプレゼンテーション
  • コードレビュー用の資料作成

プライベートでの活用:

  • イラスト制作のスキルアップ
  • 電子書籍での技術書学習
  • 動画編集による記録作成
  • 旅行先での写真整理

5年間の相棒への感謝と新たなスタート

iPad第8世代への感謝

5年間、私の仕事とプライベートを支えてくれたiPad第8世代。A12 Bionicチップ搭載で安定した動作を提供してくれた頼もしい相棒でした。特に:

  • 初めてのデジタル手書き体験を提供
  • システム開発におけるマルチOS環境の一翼を担当
  • 移動中の作業効率化に大きく貢献
  • 新しい趣味であるイラスト制作のきっかけを作成

新しいiPad Airへの期待

M2チップの処理能力、Apple Pencil第2世代の快適性、そして十分なストレージ容量。これらの要素が組み合わさった新しいiPad Airに対する期待は膨らむばかりです。

特に期待しているのは:

  1. より高度なイラスト制作:複雑なデジタルアート作品への挑戦
  2. 動画編集作業:YouTubeチャンネル開設の準備
  3. ARアプリの活用M2チップの性能を活かした先進的なアプリケーション体験
  4. 長期間の安定使用:次の5年間を共に過ごすパートナーとして

まとめ:タブレット選びのポイントと今後の展望

初心者へのアドバイス

これからタブレットを購入検討している方へのアドバイス:

最初は無印iPadから始めるのがおすすめ

  • 用途が明確でない場合は、手頃な価格の無印iPadで十分
  • 実際に使ってみて必要性を感じてから上位モデルを検討
  • Apple Pencil対応モデルを選ぶことで可能性が大幅に広がる

ストレージは余裕を持って

  • 32GBは現在では不足しがち
  • クラウド活用前提でも128GB以上を推奨
  • 長期使用を考えると、少し多めの容量が安心

システム屋から見たiPadの価値

技術者の視点から見ても、iPadは非常に価値の高いデバイスです:

  • 開発環境の多様化対応:異なるOS環境での動作確認
  • プレゼンテーション能力:顧客説明時の視覚的効果
  • ドキュメント作成効率:手書きとデジタルの融合
  • 継続学習ツール:技術書の読書や動画学習に最適

今後の展望

iPad Airを相棒として、さらなるスキルアップと業務効率化を目指していきます。特に注目しているのは:

  • AI機能の活用M2チップの機械学習性能を活かしたアプリケーション
  • AR/VR技術の発展:次世代インターフェースの体験
  • クリエイティブスキルの向上イラストから動画編集まで幅広いコンテンツ制作
  • システム開発への応用iPadを活用した新しい開発スタイルの模索

新しいiPad Air、これからよろしく!今度は何年間の付き合いになるでしょうか。楽しみです。


この記事は実際のiPad第8世代からiPad Airへの買い替え体験を基に執筆しています。購入検討中の方の参考になれば幸いです。

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