クソリプへの対処法

こんにちは。
クリエイティブデザインラボの岩崎です。

昨今、社会現象的に問題となっている事象の一つに、『誹謗中傷』というものがあります。
例えばTwitterなどで投稿された内容に対し、著しく相手の尊厳を傷つけたり、拡大解釈して否定的反対意見を述べたりするものです。

そこまでいかなくても、匿名であることをいいことに非常に高圧的に意見を述べてくるものもあります。
これは一般的に「クソリプ」と言われるもので、これもまた非常に問題視されています。

そして、私のTwitterアカウントである内容を発信したところ、ついにいただきました「クソリプ!」(笑)
知っている人は知っていますが、私はメンタルマネジメントが専門職種でもあるのですごくいい機会をいただきました。

今回の騒動で、クソリプを受けたときに心理的にどのような変化があるのか、どのように感情が移り変わっていくのかなどの『受けた側の感情』を主観的に感じることがで来ました。

また、『クソリプを送る側』のメンタル状態や感情を考える機会になり、そしてそれを引き起こさないようにするためにはどうすればよいかを考えることができました。

今回は、それを含めて『クソリプを受けたらどうするか』を考えていきます。



クソリプってなんだ?

日本には『基本的人権』というものが憲法で保障されています。その中に表現の自由というものがあります。
これは、極端に言えば「何を言ってもいいよ」というものですが、同時に「何を言われても文句言えない」ということでもあります。
しかし、この基本的人権にはほかにも「平等権」というものがあり、人種・信条・性別・社会的身分または門地により一切の差別を受けない、という旨のものがあります。
これにより、すべての人に対し、人としての尊厳や存在意義について差別的に対応されることはないし、そのように対応してはいけないということになります。

基本的人権は万人に適用されます。
ですから、何を言ってもいいですが、それが人格を攻撃する内容であってはならない、ということになります
わかりやすく言うと、Twitterの投稿に対し、内容について賛否はあっても問題ないが(拡大解釈)、それが投稿者その者に対しての攻撃であってはならない、ということになります。

クソリプというのは、この概念を飛び越え、相手に攻撃をしたり不要な反対意見を述べたり、高圧的に文句を言ってくるコメントがクソリプです。
つまり、基本的人権を侵害しているわけです。憲法に違反しているということは、日本にある法律のどれかに必ず抵触しています。(憲法は日本の最高法規で、それを具体的に記したのが法令等のため)
したがって、誹謗中傷は当然としてクソリプも法律に抵触しています。
名誉棄損、威力業務妨害などがそれでしょう。

ちなみに、リプというのはTwitter用語で語源は「リプライ(返信)」で、その略です。

さらに、クソリプの厄介なところは基本的に匿名であることです。これもクソリプを助長させる問題でもあります。この辺りは後程解説します。



どんなクソリプを受けたのか

私が受けたクソリプはこれ

人によってはどこがクソリプなんだい?なんて言われそう(笑)
重要なことは、受けた側が「誹謗中傷だ」と思ったらそうなってしまうんですよね。厄介なことに。ただ、それが罰則を含めた法的な判断になるかどうかは別問題ですが。

内容は、読んでください(笑)


ただ、おそらくこのクソリプを送ってきた方は若い方だと思います。おそらく就活生か、もしくは20代前半の方。
『終活という言葉は人生のエンディングという言葉』に対し、世間知らずといっているということはその言葉を普段当たり前のように使っていることだろう、と推測できます。そしてそれが一般的に使われていないことをご存じないような表現なので、情報収集能力が弱く、自分の世界観が常識だと錯覚している感じから、社会経験の乏しい若い方だと考えられるわけです。

そしてこのアカウントからもわかるように、クソリプ専用のアカウントみたいです。

では、私がこれを受けてどのように心理変化が起こったのか解説します。



クソリプで感じる感情は?

まず、「何言ってるんだ?こいつ。」という不安感情です。
そして次に、「言葉遣いを知らん奴だ」という憤り。
次に「言ってることが間違ってて怖いんだけど」という困惑。
そして「あぁ、残念な方なんだな」という同情。
少し遅れて「クソリプもらったやん!」という喜びw
最後に「晒さな!」という意味不明な使命感w

こんな具合です。
まぁ最後の内容はスルーしていいのですが、不安・憤り・困惑というのは看過できない感情です。

そもそもクソリプというのが知り合いからくる、ということはネタでない限りあまりありません。
ですから、見ず知らずの人が自分の意見を否定したり高圧的に意見を言ってくることは非常に不安を感じます。

私の場合は最初に不安を感じましたが、すぐにゲームが始まってしまった感覚なので、ある程度の精神的ダメージで済みました。
ですが、これを人生経験のない学生や若い芸能人が、それも何十人・何百人から一斉にクソリプを食らえば、不安を受け止める器はあっという間に決壊し、精神的に落ち込まないようにするのは容易ではないでしょう。

そして匿名であるから言葉に遠慮がありません。
その言葉はナイフのように心を刺し、発信をやめる人も当然にいます。
それだけクソリプというのは人の精神状態に不安をきたすものなのです。
同時に、クソリプを送る側は、例えば対象の批判や怒り、差別、屈辱といった言葉を投げても、本気ではありません。
本気でそう思っていないから、責任感もありません。平たく言えば、「軽い気持ち、遊び気分」でやっています。
匿名で遊び半分で相手の心に深い傷を負わせる。

この仕組みがわかればわかるほど、クソリプに対する嫌悪感は強くなるし、無責任な言動をネット上で吐き出す輩には不快感を覚えます。



クソリプうけたらどうする?

クソリプを受け続けると、自分の存在を否定・罵倒されたような錯覚に陥ります。
厄介なことは、受けた事実を知ってしまうと、それがしこりのように心に残り続けるのです。この一連の心情変化を冷静に受け止められたり、想像でも理解できていると多少違うのですが、往々にしてそういったことができる人は多くありません。
そのため、芸能人の方でそれに心を病み、最悪の場合自ら命を絶たれてしまうことだってあるのです。

まずあなたがクソリプを受けたとき、心がざわついたり不安に駆られたり、怒りを覚えたりすることは何も不思議なことではありません。むしろ当然の反応です。

ですから、それを隠そうとしたり、恥に思うことはありません。まず、その不安や不快を外に出してしまってください。そして、そのクソリプは消し、送ってきた人間をブロックし、必要であればご自身の投稿を消すなり、フォロワーの皆さんに伝えて発散してください。

私は今回のクソリプを貰ってからの心情変化がわかったこと、送ってきた相手があまりに無知だったことから、送ってきてくれた方に恥をかいてもらうことにしました。いわゆる、晒すってやつですね。
ただ、これは相手の感情を逆なでる可能性もあるので、先を見越したうえで、冷静に遊び半分でやってくださいね。



人間は強くない。面倒は遠ざけるが吉

自分に対し、否定的に絡んでくる人は自分にとって何もメリットをもたらしません。
ですから、面倒くさい相手だな、不愉快な相手だなと感じたら、さっさとブロックしましょう。
何度も言うようですが、クソリプを送り付けるような人間は、そもそも深く物事を考えていません。
ですから、相手にするだけあなたの貴重な時間を消費します。
相手にしないことが最大の防御であり、気持ちよくSNSを楽しむコツなのです。

では、どんな人間をブロックするべきか、ということになりますが、基準は超簡単で、あなたにとって不快なリプライが1回でもあったらやっちゃいましょう。
忘れがちですが、SNSって自分の満足のためにあるんですよ。人様を楽しませるために存在するものじゃないんです。ですから、自分が気持ちよくやれない以上は、そんなものは相手にしないのが最善の方法なのです。

次回はクソリプを送ってくる相手の心理状態と人間性の分析を行います。
こうご期待!

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